ロブロックスの音声AIが自動翻訳に対応
自分が作ったゲームのキャラクターが、英語を話す人には英語で、日本語を話す人には日本語で話しかけてくれたら——そんな仕組みがロブロックス(Roblox)に加わりました。2026年10月8日、開発者向けフォーラムで、AIによる音声読み上げ機能「Text-to-Speech(テキスト読み上げ)」が自動翻訳に対応したと発表されました。
この記事は2026年10月8日の発表時点の情報です。対応内容は今後変わることがあります。
何が変わったのか
Text-to-Speechは、文章を入力するとAIが声にして読み上げてくれる機能です。これまでは、入力した言語のまま声になるだけでした。たとえば日本語で書いたセリフは、英語を使うプレイヤーにもそのまま日本語の音声で届いていました。
今回の更新で、AudioTextToSpeechというパーツ(オブジェクト)にAutoLocalizeという設定が追加され、最初からオンになっています。これがオンだと、プレイヤーの言語に合わせて自動で翻訳され、その言語の声で再生されます。対応言語は、英語、中国語、フランス語、ドイツ語など、全11言語です。日本語も含まれています。
つくる子どもたちにとって、何が変わるか
これまで、自分のゲームを海外の人にも遊んでもらいたいと思っても、セリフをいくつもの言語で用意するのは大人でも大変な作業でした。この機能を使うと、日本語でセリフを書いてスクリプトを組むだけで、英語を使う人には英語の声、フランス語を使う人にはフランス語の声が自動で流れます。逆に、海外の人が作ったゲームのセリフも、日本語で聞けるようになります。
ロブロックス スタジオ(Roblox Studio)でスクリプト(ゲームを動かす命令文)を書く練習中の人なら、AudioTextToSpeechをNPC(ゲーム内のキャラクター)に組み込むだけで、自分の物語を世界中のプレイヤーに届けやすくなりました。まだスクリプトに慣れていない人は、Roblox Studio講座でパーツの扱い方から始めると、こうした新しい機能にも挑戦しやすくなります。
今はまだ一部の機能だけ
注意点もあります。自動翻訳が対応しているのは、ゲーム中にその場で作る音声(動的な音声)だけです。あらかじめ音声ファイルにしたもの(音声アセット)は、まだ翻訳に対応していません。ロブロックス側は「来年中の対応を目指す」としています。
それでも、今回の更新により、今日からセリフをしゃべるキャラクターを入れれば、可能性の広がりを実感できます。アスレチック(オビー)を作ろうで自分のゲームを完成させたら、次はNPCにひとこと話させてみる——そんな挑戦の入り口にしてみてください。
一次情報: Automatic Translation for Text-to-Speech(Roblox Developer Forum、英語)
