講談社のマンガでロブロックスのゲームがつくれる。その「条件」を満たそう
「好きなマンガの世界で、自分のゲームをつくれたらいいのに」。ロブロックス(Roblox)でそれが公式にできる仕組みが広がっています。2026年9月12日、アメリカで開かれた開発者会議RDC 2026で、講談社のマンガ4作品がロブロックスの「ライセンスカタログ」に追加されると発表されました。
この記事は2026年9月の発表と、Roblox公式ドキュメントの内容をもとにしています。条件や内容は変わることがあります。
何が発表されたのか
ライセンスカタログは、マンガやアニメ、映画などの権利を持つ会社が「この作品、ロブロックスのゲームに使っていいですよ」と登録する場所です。ゲームをつくる人(クリエイター)はそこから作品を選んで申し込み、認められれば、キャラクターや世界観を正式に使ったゲームを公開できます。
今回、講談社から新しく加わったのは「おばけずかん」「フェアリーテイル」「シドニアの騎士」「彼女、お借りします」の4作品です。講談社はすでに「ブルーロック」「転生したらスライムだった件」も登録していて、日本の作品がロブロックスの中に着実に増えています。
「おばけずかん」は児童書の人気シリーズなので、小学生のみなさんにもなじみがあるのではないでしょうか。「自分がつくったおばけずかんのゲーム」が、世界中の人に遊んでもらえる——そんな可能性が、本当に開かれています。
ただし、だれでもすぐに使えるわけではない
ここが大事なところです。ライセンスカタログを使うには、Roblox公式ドキュメントによると、次のような条件があります。
- 自分のゲームを公開していること — 申し込むときに、権利を持つ会社に「自分のゲーム」を見せる必要があります。つくりかけでもかまいませんが、公開していることが前提です。
- 本人確認をしていること — ロブロックスでゲームを公開するには、2026年5月から身分証による本人確認が必要になりました。これは13歳以上が対象です。
- 企画書(ピッチ)を書いて、審査を受けること — 「作品のどこをどう活かしたゲームにするか」を文章で説明し、講談社側が認めてはじめて使えます。
- 決まりを守ること — キャラクターの扱い方などのルールに従い、ゲーム内で売り上げが出たときは、その一部を権利者に分ける仕組みになっています。
つまり、「今日ダウンロードして、すぐ使える」ものではありません。自分のゲームを1本つくって公開し、企画を説明できる人が、次の一歩として挑戦するものです。
だからこそ、まず「1本、公開する」
逆に言えば、目標ははっきりしています。自分のゲームを完成させて、公開すること。 それができれば、ライセンスカタログに申し込むための条件に近づきます。
CreateR Nestの連載「アスレチック(オビー)を作ろう」は、まさにそこを目指す全21回です。最終回のテーマは「だれかに遊んでもらう」——つくって、名前をつけて、公開するところまでを一緒に進みます。ロブロックス スタジオ(Roblox Studio)にはじめて触る人は、Roblox Studio講座で画面の見方から始めてください。
「おばけずかんのゲームをつくりたい」という気持ちは、そのままつくり続ける理由になります。まずは自分だけのアスレチックを完成させて、「公開する」を経験してみてください。
保護者の方へ
お子さんが「講談社の作品でゲームをつくりたい」と言い出したとき、知っておいていただきたいことが2つあります。
- 本人確認は13歳以上が対象で、身分証を使います。小学生のうちは、ライセンスの申し込み自体はできません。ただし、その前段階である「自分のゲームをつくる」ことは、年齢に関係なく取り組めます。公開にも本人確認が必要です。13歳になったら、保護者の方と相談しながら進めてください。
- 申し込みや企画書の作成は、権利を持つ会社との正式なやりとりです。お子さんが挑戦するときは、内容を一緒に確認するのがおすすめです。
「好きな作品で何かをつくりたい」は、学びを続ける強い動機になります。その気持ちを、まず「つくる力」に変えていく——CreateR Nestは、その最初の一歩を応援しています。
一次情報: Roblox公式ドキュメント「IP licensing for creators」(英語) / Roblox ライセンスカタログ / 講談社4作品の追加について(MoguLive)
