赤い球を減らす。直し方は「変える」だけじゃない
動作確認日: 2026年9月9日(Roblox Studio 0.736)
連載「アスレチック(オビー)を作ろう」の第13回です。第1回から読む
前回で回る棒を通り抜けられるようになりました。
残りは1つだけです。
最後の関門
その先は、水のたまったプールのような場所になっています。
球がぎっしり転がっています。

赤い球にさわるとやられます。しかも転がってくるので、よけるのが大変です。
前回の棒は「回っているだけ」でしたが、こちらは向かってきます。 立ち止まっても安全ではありません。
名前が教えてくれます
停止して、エクスプローラを見てください。
球には2つの名前があります。
| 名前 | どれのこと |
|---|---|
| 危ない球 | 赤いほう。さわるとやられる |
| 球 | 灰色のほう。ぶつかっても平気 |
作った人が、名前で教えてくれています。

エクスプローラの名前は、こういうときに効きます。名前は、あとから見る人へのメッセージです。自分で作るときも、
Partのままにせず、何なのか分かる名前を付けておいてください。半年後の自分が助かります。
数えないでください
エクスプローラの 危ない球 を見てください。
ずらりと並んでいます。 20個以上あります。
1つずつクリックして消していたら、日が暮れます。まとめてやります。
どうすればいいと思いますか
ここで少し考えてみてください。
これまでのやり方なら、こうなるはずです。
- スクリプトを開いて、速さを小さくする
- プロパティの数字を変える
でも今日は、まったくちがう手を使います。
消します
赤い球を、消してしまいます。
「え、消していいの?」と思ったかもしれません。いいのです。
これはあなたの作品です。気に入らないものを、置いておく必要はありません。
まとめて選ぶ
第5回で、まとめて固定したときのやり方を思い出してください。Shift の出番です。
- 停止する
- エクスプローラで、いちばん上の 危ない球 をクリック
- Shift を押しながら、少し下の 危ない球 をクリック
- あいだが全部えらばれます
- Deleteキーを押す
これで、選んだぶんが一度に消えます。
Ctrl を押しながら1つずつクリックすれば、とびとびに選ぶこともできます。「これは残す、これは消す」と選びたいときはこちらです。
全部消さなくていい
ここが大事なところです。
赤い球を全部消す必要はありません。

上の写真は、半分くらい残してあります。それでも十分に通れます。
全部消してしまうと、プールがさびしくなります。少し残っているほうが、ゲームらしいのです。
どれくらい減らすかは、通ってみて決めてください。
- 通れないなら、もっと消す
- かんたんすぎるなら、消すのをやめる
前回の棒と同じで、ちょうどいいところは自分で探します。
消しすぎても大丈夫です。Ctrl + Z(元にもどす)で戻ってきます。
灰色の球は残しておいて構いません。さわっても平気ですし、あったほうがプールらしく見えます。
消すのも、直し方です
今日いちばん覚えてほしいのはここです。
直す=設定を変える、だけではありません。
| 手 | どんなとき |
|---|---|
| 数字を変える | あってほしいけど、いまは強すぎる |
| 減らす・消す | 多すぎる。そもそも要らない |
| 置きかえる | ちがうものにしたい |
赤い球は、全部そろっていなくてもアスレチックとして成り立ちます。 だったら減らしていいのです。
プロの作り手も、作ったものをよく消します。足すより、減らすほうが作品はよくなることが多いからです。何かを直したくなったら、まず「これは本当に全部要るか?」と自分に聞いてみてください。
うまくいかないときは
消したのに、まだ当たる — 残した赤い球に当たっています。もう少し減らしてください。
まちがえて別のものを消した — Ctrl + Z です。何度でも戻せます。
灰色の球に当たってやられる — 名前を確かめてください。危ない球 のほうが残っているかもしれません。
Shiftで選んだら、関係ないものまで選ばれた — いちばん上といちばん下のあいだにあるものは、全部選ばれます。Ctrl を押しながら1つずつ選びなおしてください。
残した球の場所を変えたい — 移動の道具で、通り道から外へどけることもできます。消すだけが手ではありません。
まとめ
- 最後の関門は、プールに転がる赤い球
- 名前で見分けられる。
危ない球が赤、球が灰色で無害 危ない球は20個以上ある。1つずつ消さない- Shift で範囲えらび、Ctrl でとびとびえらび。まとめて Delete
- 全部消さなくていい。 通れるところまで減らせばよい
- 消しすぎたら Ctrl + Z
- 減らすのも立派な直し方。 全部そろっている必要はない
これで、じゃまなものは全部なくなりました。
次回は、いよいよ通しでやってみます。 スタート地点から車に乗って、足場を渡り、床を越え、棒をよけて、プールを抜ける。最初から最後まで、一度も止まらずにゴールまで。
