Roblox Walletとは?つくることが仕事になる時代|RDC 2026
連載「RDC 2026まとめ」の最終回です。第1回(発表ぜんぶを5分で)はこちら
最終回は、少し大人の話です。RDC 2026では、ゲームをつくった人が売上を実際のお金として受け取る仕組みが発表されました。お子さんがロブロックス(Roblox)に夢中な保護者の方に、この発表が何を意味するのかを、あおらず、落ち着いてお伝えします。
この記事は2026年9月のRDCでの発表内容をもとにしています。「〜年内予定」などの時期は発表時点の予定で、変わることがあります。
Roblox Walletとは
ロブロックスのゲームでは、遊ぶ人がゲーム内のアイテムなどを買うと、その売上の一部がつくった人の収入になります。この仕組み自体は以前からあり、ロブロックスの中の通貨「Robux(ロバックス)」でたまった分を、条件を満たしたクリエイターが現金に換えられました。ただ、その手続きには時間も条件もかかっていました。
今回発表された Roblox Wallet(ウォレット) は、これを大きく変えます。
- 売上が**実際のお金(現地の通貨)**としてウォレットに入る
- 毎営業日、自動で振り込まれる(これまでのようにまとめて申請する必要がない)
- ほかの口座や外部へ送金できる
さらに2027年には、ウォレットのお金をそのまま買い物に使える Roblox Card(カード) も予定されています。
大事な条件: だれが、いつから使えるのか
ここが保護者の方にいちばん知っていただきたい点です。
- 始まるのは2026年内、アメリカの18歳以上の個人クリエイターからです
- 日本を含む他の国への拡大は2027年の予定です
- 18歳未満は対象外です。お子さんが今すぐお金を受け取れる仕組みではありません
つまり、いま小学生・中学生のお子さんにとっては「将来こういう道がある」という話であって、「今すぐ稼げる」という話ではありません。ネット上には収益をあおる情報もありますが、公式の発表はこの範囲です。
この発表が意味すること
それでも、この発表には大きな意味があります。ロブロックスが「つくる人を、ひとつの職業として扱う」方向に本気で進んでいる、ということです。
すでに世界には、ロブロックスのゲームづくりで生計を立てている人が多くいます。今回のRDCでは、大手ゲーム会社の参入や、自分のゲームを単体アプリとして出せる仕組みも発表されました。「ロブロックスで遊ぶ」から「ロブロックスでつくる」へ、そして「つくることが仕事になる」へ——その道が、はっきりと整えられつつあります。
保護者として、どう見守るか
CreateR Nestが大切にしているのは、「稼げるからつくる」ではなく、「つくるのが楽しいから、つくる」です。その延長に、将来の選択肢として仕事があればいい。順番を間違えないことが大事だと考えています。
いま、お子さんにできることは3つです。
- つくる楽しさを知る — Roblox Studio講座やアスレチックづくりのような、手を動かす体験から
- 人に見せる経験をする — コンテストへの挑戦は、「だれかに遊んでもらう」を学ぶ絶好の機会です
- 安全に使う習慣をつける — ロブロックスには保護者向けの管理機能があります。学習コンテンツに、公式の安全設定ガイドへの案内をまとめています
連載を終えて
5回にわたって、RDC 2026の発表をお届けしました。「ブラウザで遊べる」「文章でつくれる」「つくれるゲームの種類が広がる」「つくることが仕事になる」——どれも、つくる人にとって追い風の発表ばかりでした。
日本にもっと多くのロブロックス クリエイターを。CreateR Nestは、その最初の一歩を、これからも応援していきます。
発表の一次情報はRoblox公式の発表(英語)で読めます。
