AIに聞いて直してみる。おまけのゲームで試す
動作確認日: 2026年9月10日(Roblox Studio 0.736)
連載「アスレチック(オビー)を作ろう」の第19回です。第1回から読む
前回の最後に予告したとおりです。
まだ一度も開いていないファイルが、1つ残っています。
おまけのファイル
第1回の一覧の、いちばん下にあったものです。ここまでずっと出番がありませんでした。
| ファイル | |
|---|---|
| obby-bonus.rbxl | おまけ。今日はこれです |
アスレチックとは、まったく別のゲームです。
ダウンロードして、ダブルクリックで開いてください。

上のタブに出るファイル名は、みなさんの手元では
obby-bonus.rbxlになります。上の画像は先生の手元のものなので、ちがう名前が出ています。
遊園地です
カメラを引いて、まわりを見てください。

観覧車、メリーゴーラウンド、テント。遊園地です。
そして真ん中の台に、透明な球がのっています。これが主役です。
球に乗る
再生を押して、球のところまで行ってください。
球に乗れます。

乗ったあとの操作は、これまでと同じです。
| キー | 動き |
|---|---|
| W・A・S・D | 球が転がる |
| スペース | ジャンプ |
第2回でおぼえたキーが、そのまま使えます。乗り物が変わっただけです。
目標は、向こう岸の的
進んでいくと、川に出ます。
その向こうに、大きな的があります。あそこに入るのが目標です。

やってみてください。
——届きません。
何度やっても、川に落ちます。的は向こう岸の、しかも高いところにあります。
これも、わざとです。 アスレチックと同じで、直さないとクリアできません。
直し方は、いくつもあります
考えてみてください。届かないのは、なぜでしょう。
- ジャンプが弱いから?
- 走るのが遅いから?
- 踏み切る場所が悪いから?
どれも当たっています。だから、直し方も何通りもあります。
ジャンプ台を動かす
近くを見ると、灰色の板が置いてあります。ジャンプ台です。

これを移動の道具で川のふちへ動かすだけでも、届くかもしれません。第8回でやったことです。
数字を変える
ジャンプ力を上げる。移動の速さを上げる。
第9回から第12回でやってきたことです。スクリプトを開いて、数字を1つ変えればいい。
もう、やり方は知っています。
でも今日は、新しい手を使います
AIに聞いてみましょう。
ロブロックス スタジオ(Roblox Studio) には アシスタント がついています。やりたいことを日本語で書くと、かわりに直してくれます。

画面の右のほうにあります。見当たらないときは、このマークを探してください。
![]()
頼んでみる
エクスプローラで Ball を選んでから、アシスタントにこう書きます。
Ballのジャンプ力を3倍にして

少し待つと、返事が来ます。
いきなり変わったりはしません
ここが大事なところです。AIは、勝手に書きかえません。
「このプロンプトは、スクリプトに変更を加えます」と出て、ボタンが並びます。

各スクリプトの変更内容を確認 を押してください。
何が変わるか、見えます
変わるところが、そのまま出てきます。

local JUMP_FORCE = 40 -- 上向きの速度
local JUMP_FORCE = 120 -- 上向きの速度(3倍)
赤い行が前、緑の行が後です。変わるのは1行だけでした。
読めた人は、ちょっとうれしいところです。
でも、分からなくても大丈夫です。 「なんか1行だけ変わるみたいだな」くらいで十分。
よさそうなら、承認するを押してください。
やってみて、だめならやり直せばいい。 それだけです。
押さなければ何も変わりませんし、承認したあとでも Ctrl + Z で戻せます。こわがらずに試してください。
AIの答えは、毎回ちがいます
大事なことを1つ。
同じことを頼んでも、返ってくる答えは毎回少しちがいます。
- 入れる数字がちがう
- 直す場所がちがう
- 説明の書き方がちがう
上の画像と同じにならなくても、まちがいではありません。
思ったとおりに動かなかったら、もう一度頼めばいいのです。
- 「もっと高く跳べるようにして」
- 「さっきのだと足りなかった」
- 「やっぱり元に戻して」
こんなふうに、続けて話せます。
一発で決めなくていい。 AIとのやりとりは、何度でもやり直せます。うまくいくまで頼み直すのが、ふつうの使い方です。
飛べました
もう一度、再生してください。

余裕で飛び越えられました。
的のまん中に入ったら成功です。
AIに頼むときのコツ
3つだけ覚えておいてください。
1. 何を直したいか、先に選ぶ。
エクスプローラで Ball を選んでから頼むと、話が早くなります。「どれのこと?」と聞き返されずに済みます。
2. 短く、はっきり書く。
「なんかうまくいかない」では伝わりません。「ジャンプ力を3倍にして」のように、何をどうするかを書きます。
3. だめならやり直す。
AIはまちがえることもあります。 思ったのとちがう場所を直そうとしたり、直したのに変わらなかったり。
でも、それでいいのです。 承認しなければ何も変わりませんし、承認したあとでも Ctrl + Z で戻せます。
AIは、とても速いけれど、たまにまちがえる助手だと思ってください。
一度で完ぺきにやらせようとせず、「ちがった、もう一回」を気軽にくり返す。 それがいちばん早く進みます。
ほかのやり方も試してみて
ジャンプ力を上げるのは、ひとつの答えにすぎません。
- 移動の速さを上げてみる
- ジャンプ台を動かしてみる
- 3倍じゃなくて2倍にしてみる
第18回で書いたとおり、正解は1つではありません。
「ぎりぎり届く」のと「余裕で越える」のと、どちらがおもしろいかも考えてみてください。
まとめ
- 配布ページには、おまけのファイルがある
- 球に乗って、W・A・S・D で転がし、スペースでジャンプ
- 向こう岸の的に入るのが目標。でも最初は届かない
- 直し方は何通りもある。ジャンプ台を動かす/ジャンプ力/移動の速さ
- Studioの アシスタント に、日本語で頼める
- AIは勝手に書きかえない。 「変更内容を確認」→「承認する」で決めるのは自分
- 変わったのは
JUMP_FORCEの 40 → 120。分からなくても大丈夫 - AIの答えは毎回ちがう。 画像と同じにならなくてもまちがいではない
- コツは 選んでから/短くはっきり/だめならやり直す
- 承認しなければ変わらないし、承認しても Ctrl + Z で戻せる
次回からは、いよいよ自分の手で足していきます。
回る床をもう1つ増やす。チェックポイントを置く。すべる床を作る。アスレチックを、あなたのものにします。
