コピーで仕掛けを増やす。材質は見た目だけじゃない
動作確認日: 2026年9月10日(Roblox Studio 0.736)
連載「アスレチック(オビー)を作ろう」の第20回です。第1回から読む
前回はAIに手伝ってもらいました。
今日からは、自分の手で足していきます。
仕掛けは、丸ごとコピーできます
第6回のフェンス、第8回の足場。Ctrl + D でコピーしてきました。
でも、あれはただの板でした。
動くものも、同じようにコピーできます。
回る床を増やしてみる
- 停止する
- エクスプローラで 回る床 を選ぶ(中身ではなく、いちばん外側)
- Ctrl + D
- 移動の矢印で、置きたい場所へ

再生してみてください。
増やしたほうも、ちゃんと回ります。
なぜ、置くだけで動くのか
第10回を思い出してください。回る床のスクリプトの、いちばん上の行です。
local part = script.Parent
「このスクリプトが入っている相手」を動かす、と書いてありました。
コピーすると、スクリプトも一緒についてきます。 そのスクリプトは、コピーされた自分の入れ物を見ます。
だから、置くだけで動くのです。
ここが、読めるようになったごほうびです。「なんとなく動いた」ではなく、「そう書いてあるから動く」と分かります。
チェックポイントも増やせます
第17回で「コピーできます」と書いたきりでした。やってみましょう。
- エクスプローラで Checkpoint を選ぶ
- Ctrl + D
- むずかしい関門の手前へ運ぶ

これも、中の Script ごとついてきます。置けば、もう働きます。
どこに置くかで、やさしさが変わります。
何度もやられる場所のすぐ手前に置いてください。そこから再開できるようになるので、「もう一回」と思ってもらえます。
ここから、もうひとつの話
床を見てください。
この作品の床、ほとんど氷です。

水色の回る床も、黄色い動く床も、Material は Ice でした。
気づいていましたか。 ずっと氷の上を歩いていたのです。
材質は、見た目だけではありません
第11回で、摩擦の話をしました。
ロブロックス(Roblox)では、摩擦の強さも決められます。 板の材質を氷にすればつるつるになります
材質を変えると、見た目と手ざわりが同時に変わります。
つるっとした見た目がほしくて氷にすると、すべりやすさもついてきます。 別々には選べません。
レンガに変えてみる
動く床でためします。乗って運ばれる床なので、いちばん分かりやすいところです。
- 停止する
動く床の中の 動く床(板そのもの)を選ぶ- プロパティの Material を Brick に変える(上のリボンの素材からでもできます)
色も赤にすると、見た目がはっきり変わります。

動く床は3つあります。 全部変えてください。
乗ってみると
再生して、乗ってみます。
落ちなくなりました。
氷のときは、床が動き出すとすべって落ちることがありました。レンガにしたら、それがなくなります。
つまり、あのむずかしさは氷が作っていたのです。
数字を変えたわけではありません。
Speedはそのままです。材質を変えただけで、むずかしさが変わりました。第11回で「摩擦が連れていってくれる」と書きました。摩擦を強くしたら、もっとしっかり連れていってくれるようになった、ということです。
どちらがいいか
かんたんになったから正しい、ではありません。
- 氷のまま — すべって落ちる。緊張感がある
- レンガ — 安心して乗っていられる
第18回で書いたとおり、正解は1つではありません。
「ここはドキドキさせたい」なら氷。「ここは休ませたい」ならレンガ。場所によって使い分けるのがいちばんいい作りです。
全部を氷にすると、遊ぶ人はずっと緊張しっぱなしで疲れます。きつい場所とゆるい場所を混ぜると、メリハリが出ます。
ほかの材質もためしてみて
材質はたくさんあります。
- 草、砂、金属、木、ネオン……
見た目も手ざわりも、それぞれちがいます。片っぱしから変えて、乗りくらべてみてください。
第15回でやったのと同じで、やってみるのがいちばん早いです。
まとめ
- 仕掛けは丸ごとコピーできる。 中の
Scriptもついてくる - 置くだけで動くのは、スクリプトが
script.Parent(自分の入れ物)を見ているから - チェックポイントも同じ。むずかしい場所のすぐ手前に置くとやさしくなる
- この作品の床は、ほとんど
Materialが Ice だった - 材質は見た目とすべりやすさを同時に決める。別々には選べない
- 動く床をレンガに変えたら、落ちなくなった。数字は変えていない
- むずかしさは、数字だけで作るものではない
- きつい場所とゆるい場所を混ぜるとメリハリが出る
次回は、最終回です。
ここまでで直し方も、増やし方も、変え方も覚えました。あとは、あなたのコースにするだけです。そして——だれかに遊んでもらいましょう。
