最初から通してみる。ゴールまでたどりつく
動作確認日: 2026年9月9日(Roblox Studio 0.736)
連載「アスレチック(オビー)を作ろう」の第14回です。第1回から読む
前回で赤い球を減らして、じゃまなものは全部なくなりました。
でも、まだやっていないことが1つあります。
最初から最後まで、通してやることです。
部分と通しは、ちがいます
ここまでは、直したところだけを確かめてきました。足場を直したら足場を、床を直したら床を。
それでは見つからないものがあります。
- 1つ前の足場から届かない位置に直していた
- 床の速さを変えたら、次の床とタイミングが合わなくなった
- 直したつもりで、1つだけ直し忘れていた
こういうものは、通してやってはじめて出てきます。
ゲームを作る人は、これを通しプレイと呼びます。部分を作ったら、必ず最初から通す。これをやらないと、遊ぶ人だけがハマります。
準備:スタート地点を戻す
第11回で、確認を楽にするためにスタート地点を動かしました。
あれを元に戻してください。
動かしたままだと、途中から始まってしまいます。それでは通しになりません。
- 停止する
- スタート地点の台を選ぶ
- 移動の道具で、元の場所へ戻す
どこだったか分からなくなったら、Ctrl + Z を何回か押せば戻ります。
戻し忘れは、配ったあとで気づくと恥ずかしいやつです。遊んだ人が、いきなりアスレチックの真ん中から始まってしまいます。
通してみる
準備ができたら、再生です。
- スタート地点から歩き出す
- 道路の赤い車に乗る(Eキー)
- アスレチックまで走る
- 車を降りて、そこから先は自分の足で
そして——
- とどかなかった足場を渡り
- 速すぎた水色の床を越え
- 動く床に運んでもらい
- 回る棒をよけて
- 赤い球のプールを抜ける
一度も止まらずに行けたら、そこがゴールです。
途中で止まったら
止まっても、がっかりしないでください。それが通しプレイの目的です。見つけるためにやっています。
止まった場所で、どの回に戻ればいいかが分かります。
直したら、また最初から通してください。 めんどうに思えますが、これがいちばん確実です。
直したところだけ確かめて済ませると、直したせいで別の場所が壊れているのに気づけません。
ゴール
プールを抜けた先に、チェッカー模様のラインと、大きな文字が待っています。

OBBY!
ここまでたどりつけたら、完成です。
あなたが直しました
第1回で、こう書きました。
用意したファイルには、わざと「うまく動かない場所」がいくつも仕込んであります。
それを、全部あなたが直したのです。
はじめは灰色の板を1枚置くところからでした。そこから——
- コピーでものを増やせるようになり(第6回・第8回)
- スクリプトを開けるようになり(第9回)
- 中身が3つのことしか言っていないと分かり(第10回)
- 速さの決まる場所が1つではないと知り(第11回)
- 同じ「速さ」でも単位がちがうと気づき(第12回)
- 減らすのも直し方だと覚えました(第13回)
こわれていたアスレチックが、遊べるゲームになりました。
ここまで来られた人は、もう「直せる人」です。次に何かが動かなくても、どこを見ればいいかの見当がつくはずです。
保存しておきましょう
せっかく直したのに、閉じてしまったら消えます。必ず保存してください。
やり方はSTEP1の第2回でやったとおりです。
ファイル → ファイルに保存(Ctrl + S)
別の名前にしておくと安心です
ファイル → 名前をつけてファイルに保存(Ctrl + Shift + S)を使うと、別のファイルとして残せます。
obby-02-unfinished.rbxl のままだと、次に開いたとき「どっちが直したほうだっけ」と分からなくなります。
たとえば、こんな名前です。
わたしのオビー.rbxlobby-なおした.rbxl
もとのファイルはそのまま残ります。 また最初からやり直したくなったときに使えます。
保存のクセは、早いうちに付けておくほど得をします。「10分に1回」くらいの気持ちで Ctrl + S を押してください。
だれかに遊んでもらう
第12回でも書きましたが、人に遊んでもらうのがいちばんです。
家族でも友だちでもかまいません。うしろから見ているだけで、たくさん分かります。
- どこで止まるか
- どこで「あ、そういうことか」という顔をするか
- どこで笑うか
自分では絶対に気づけないことが、5分で分かります。
まとめ
- 部分だけ確かめても、通してやらないと見つからない問題がある
- スタート地点を元に戻してから通す
- 止まったら、その場所に対応する回に戻る。直したらまた最初から
- ゴールの OBBY! にたどりつけば完成
- ファイルに保存(Ctrl + S)を忘れずに
- 名前をつけてファイルに保存で別名にすると、もとのファイルも残せる
- だれかに遊んでもらうと、自分では気づけないことが分かる
次回からは、直したものをわざと壊してみます。
数字を1000にしたら? マイナスにしたら? 0にしたら?——むちゃくちゃにしてみると、その数字が何をしていたのかが、いちばんよく分かります。
